レポート#7
(リリーの連絡先 072-245-9623 または 070-4069-5099)
2022年12月6日(火) 晴れ
堺区にある“就労継続支援B型事業所リリー”さんを
訪問させていただきました。
リリーは、2022年5月から運営を開始、
南海本線湊駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
一見すると一般の住宅のようです。
交通量の多い通りに面していましたが、
中に入ると走行音は全く気にならない静かな“居場所”でした。
訪問当日は、リリーでの活動と施設外就労の活動をされていました。
リリーでの活動は
パソコンでデジタルアートの作成やゲームをするなど
ゆったりとした内容が中心です。
美大出身のスタッフさんがいて、
動画作成・編集のお手伝いもしてくれるとのことです。
活動は月~金までで、土日祝はお休み。
(利用者に合わせて、今後は土日祝に活動を拡げる可能性もあり)
活動時間は10時~16時までと決まっていますが、
何時に来ても帰ってもOK。
工賃は一律500円/1日で、交通費も支給されます。
その理由を、スタッフの岡本さんに教わりました。
「リリーは、ひきこもりの人、自宅に居づらい人たちの
心のオアシスとして、居場所の提供をしています。
家から出る一歩として、のんびり、ふんわりでいいので、
リリーを活用してほしいと思っています」
私も、特に精神障害を持っていらっしゃる方への支援コンセプトとして
“居場所”や“のんびり”というキーワードは肝だと思っています。
『就労しなきゃ』、『一人前に働かなきゃ』というしがらみから解放され
自分らしく居られる場所として就Bを“独自運営”されていることに、共感しました。
また、利用者さんにもお話を伺うことができました。
「ほかの作業所は規則でしばられる。でも、ここ(リリー)は違う。
自分の体調次第で、働く(施設外就労)休む(リリーの活動)を選べれる」
利用者さんが、自分の言葉で、自分たちの居場所を語る。
リリーの支援が必要であることの証左だと思いました。
あぁ、いつまでもこの場に留まって居たくなりましたよ。
定員は20名ですが、まだまだ利用者を募集されています。
精神障害をお持ちの方、男性が多くいらっしゃいます。
昼食は冷凍のお弁当を無償で提供され、種類を選ぶことができます。
送迎は南海高野線堺東駅まで行くことがあるそうですが、
ほとんどの方はバスや駅から徒歩で来られています。
サブカルチャー、デジタルなどに興味がある方
外出する先として利用してみたい方
ぜひ、その一歩をリリーに向けてみてください!
(上田)
※活動曜日、一日の工賃・交通費や昼食提供、送迎などについては
今後、変更になる可能性がありますので
最新の情報はリリーまでお問い合わせくださいね!