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アンケート実施の意図

Big Beansを始める前、私は精神科デイケアに勤めていました。

その時、大阪のデイケア連絡会の事務局を務めていたのですが、

新型コロナウイルスが流行し始めた頃に

「各施設でどういう風な対策をしているか」というアンケートを実施しました。

 

これまで経験したことがないような事態を前にした時、

私たちは何が正解か分からないままに運営の方法を模索しなければなりません。

事業所をいったん閉めて、ゆっくり考えることが出来ればいいのですが

そうすると利用者の方々に迷惑をかけてしまう。

そのジレンマに私たちがさらされることは多々あります。

 

結局は自分たちの事業の方針にしたがって運営方法を決めていくしかないのですが

「よそ(の事業所)では、どんな風にしているのだろう…」と気になりますよね。

そうかといって気楽に尋ねられる間柄の事業所がない

そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか。

 

そういう時に誰かがアンケートを取って

他の事業所での対応方法をざっくりとでも知らせてくれたら

たとえそこに完璧な正解はないとしても

今後の方針を決めるにあたって参考になるところもあるのではないでしょうか。

 

たとえば、前述の大阪デイケア連絡会では

病院の上層部に新型コロナウイルスの感染防止対策を相談する時に

アンケート結果を使うといったような動きが見られました。

 

数字は単なる数字でしかないですが、時に数字が説得力を持つことがあります。

 

Big Beansでは、このようなサポートも今後、取り組んでいければと考えています。

第三者機関だからこそできること。

そういうことを積極的にやっていきたいと考えていますので

ぜひアンケートにもご協力ください。

(やまさき)