桜梅桃李の連絡先はこちらです 電話番号 0721-26-9991
さる5月30日(火)、河南町にある就労継続支援B型事業所「桜梅桃李」に行ってきました。
「おうばいとうり」と読みます。
「桜梅桃李」とは桜、梅、桃、李(すもも)の四種類の果樹から成る四字熟語です。
美しい言葉ですね。
「【それぞれの個性を大事にしよう】という意味を込めて、桜梅桃李と名付けました」
と、サービス管理責任者の濱口さんがネーミングの意図を教えてくれました。
この四字熟語には、濱口さんのおっしゃる通り
「それぞれの樹に咲く花は違えど、それぞれに個性がある。他と比べることなく
個性を大事に磨いていこう」という意味があるそうです。
「なので、事業所のロゴマークは4種類の花びらで出来ているんです」とのこと。
なるほど、一つの花に見えるマークですが、よく見ると一つひとつの花びらの形が微妙に異なっています。
事業所の名前やロゴマークそのものが桜梅桃李の理念を表しているのですね。素敵です。
そんな桜梅桃李が出来たのは、2021年1月。今から2年半くらい前ですね。
徐々に利用者も増えてきました。
河南町という土地柄を活かした農業への取り組みは、桜梅桃李のひとつの特長です。
水田や畑で、お米や野菜を育てて
道の駅「かなん」に出品したり、桜梅桃李の階下にあるカフェの他に
デイケアやパン屋、近隣の福祉サービス事業所などにも納品したりしています。
桜梅桃李から水田や畑までは皆で車で移動。
日々、作物が育つのを肌で感じながら作業をしています。
その他に、クッキーづくりや軽作業、メダカの育成、買い出しといった作業もあり
農作業組と分かれて活動をしています。
その日の体調や気分によって、どちらの仕事をするか選べるのも魅力的ですね。
現在は利用者が一日10名くらいで、利用者層は20代から60代だそうです。
そんな桜梅桃李のおもなスタッフは4名です。
サービス管理者の濱口さん(精神保健福祉士)の他に、職業指導員(2名)、生活支援員のスタッフがいます。
就労支援事業所ではあるけれど、作業に追われて利用者さんやスタッフが消耗するようでは本末転倒なので
「利用者さんの支援を大切に」ということをモットーに
できるだけコミュニケーションを取ることを大事にしている、と濱口さんは言います。
「そのちょうど良いバランスを模索しています」とも添えられていました。
個性を大切にすることと仕事を効率よく回していくことの両立は
時にバランスを取るのが難しいですが、そこをていねいにしていきたい、
とスタッフの方々が感じられている印象をつよく受けました。
お昼ご飯は、桜梅桃李の階下にあるカフェの手作りお弁当(写真)で、できたてを食べられるのも魅力です。
徒歩や自転車で通っている人もいますが、土地柄、送迎車を利用している人が多いようですね。
緑が好き、土いじりが好き、室内よりも外で作業がしてみたい、メダカに興味がある等、
「どんなところか詳しく知りたい」という方は
一度、見学&体験参加されてみるのはいかがでしょうか?
(やまさき)
【桜梅桃李】
大阪府南河内郡河南町大字一須賀152-1-2F