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個別相談・個別サポートの実際

Big Beansでは、障害福祉領域で働く支援者に向けて個別相談・個別サポートを行っています。

 

今回の記事では、とある訪問看護ステーションからのご依頼と実際のサポートをご紹介させていただきます。

 

その事業所からは

「精神科領域での現場経験がほとんどないスタッフが

精神疾患のある利用者のお宅を訪問することになることがあり

わりと現場で悩んだり、困ったりしているようなので

そういったスタッフに対して、現場目線での“教育的サポート”をしてほしい」

というようなご依頼をいただきました。

 

今は個別面談の中で、実際に現場の話をお聞きしながら

一緒に支援の方向性を確認したり、考えたりしています。

 

これまでの面談のおもなテーマ

・事例

・初回面接(導入面接)のコツ

・就労支援の全体像と訪問支援の役割、社会資源

・うつ病の理解と支援

・家族支援のあり方、導入の仕方

・心理教育のタイミングやツール

・依存関係にならないよう留意する点

・ニーズや目標を見える化して共有するには?

・自分が陥りがちな「支援関係のパターン」

 

このようなテーマは

「どう考えればいいのだろう」、「どう取り組めばいいのだろう」と

スタッフが実際に現場で悩んだり、戸惑ったりしている点を取り上げ

実際の事例に照らし合わせる形で進めています。

小さな悩みから大きなテーマまで、毎回さまざまなところに話が及びますが

教育的サポート(知識や情報による理解)が必要な話題については

次回、こちらから資料を作ってご提供することもあります。

 

こちらの事業所とはBig Beansが契約をさせていただいているので

そのスタッフから直接、費用をいただくことはしていません。

要する費用は事業所が負担し、スタッフの研修費として計上されています。

 

訪問と訪問の合間に1時間程度の面談を希望されているので

Big Beansのスタッフが事業所を訪問させていただき、事務所内の一室で面談を実施させていただいています。

 

この「個別相談・個別サポート」は、いまご覧いただいたように事業所と契約し

その事業所をご訪問して、個別面談をすることが可能です。

「うちの事業所は面談できる部屋がない」という場合は、当事務所にお越しいただいて

面談を実施することも可能です。

 

本日は事業所単位での活用例をご紹介しましたが

「そもそも事業所が契約してくれない」、「事業所に知られずに相談したい」という場合は

個人としてご契約していただき当事務所で面談をさせていただくことも可能です

(その場合の費用は個人負担になります)。

 

 

「スタッフのフォローやていねいな教育的サポートが充実している」ということは

今後、皆様の事業所の魅力となり、求人の際に有利に作用したり

いま居るスタッフの離職率を下げる重要なファクターにも成りうるのでは、と思います。

 

私たちBig Beansは、皆様の事業所を外部からサポートすることで

一人ひとりの対人援助職が働きやすくなること、

質の高いケアやサポートが提供できる対人援助職が一人でも増えることで

障害のある人たちへのより良い支援につながることを願って

このような事業に取り組んでいます。

 

個別面談・個別サポートの内容や実施方法は、柔軟にカスタマイズすることが可能ですので

お気軽にお問い合わせ&ご相談ください。

 

 

(やまさき)