3月3日(日)午後にシェア型書店HONBAKO3階シェアスペースで体験会を開催しました。
このゲームは一般社団法人コレカラサポートが作成したボードゲームで、人と地域資源をつなげることで「社会的孤立」を解消する協力型ゲームです→公式サイト https://comcop.jp/
この日は飛び入り参加の中学生も含めて7名でゲームに挑戦。
ルールが把握できてからの皆さんの連携プレイが素晴らしく、
進行するにつれ話し合いと協力が深まっていく様子に感動しました。
とくに中学生の参加者が視野が広く、地域全体の様子を見ながら的確な指示を出している様子に拍手喝采。
残念ながら
2027年で地域崩壊を迎えてゲームオーバーになってしまいました💦
が、ゲームで温まった熱はそのまま振り返りの時間にもしっかり生かされました。
振り返りで出た話を抜粋してご紹介します。
★お金の悩みの人が多いけど、お金の悩みに対応できる専門家の数が少ない
→実際にはいるけど、どこに誰がいるかの情報が届いていないことが多い。それは他の悩みにしても同じかも。
★ゲーム内容と同様に、リアルでも喫茶店のマスターや理容師さんなど、常連さんの悩みを聞いている
→そういう人が聞いた相談を「つなぐ先」を知っていると、具体的な解決につながるのでは!?
中学生が参加されたということもあって、若者の孤立にも話題が及びました。
★孤立の問題は高齢者だけではない。高齢者よりも若者の孤立率のほうが高いという調査結果もある
→10代~20代特有の悩みや孤立の状況がある。若い人向けのこういうボードゲームがあったらいいな。
→学校で体験会があれば自己開示しなくても、社会資源や窓口、制度を知るきっかけになる
→18歳以上になると、それまで使えていた社会資源やサービスが使えなくなるという現状も知っておいてほしい
会場のシェア型書店HONBAKOが地域コミュニティの役割を果たしていることもあり、以下のような話も出ました。
★書店という場を介して、このような様々なイベントや取り組みがされていて良いと感じた。
★箱主さんには地域貢献、社会貢献を意識している人が多いので、箱主たちの個性や得意分野、仕事などを図鑑にする(→実際に学生の箱主さんが中心に取り組みを始めているとの話)
★HONBAKOのベンチで自然とお悩み相談が始まっている場面を目にすることもあり、「役所の相談窓口」でもなく、身近な人でもない誰かに話をする場として機能しているのを感じる。
など、さまざまな感想と意見が出されました。
最後に
地域の孤立を防ぐために「自分にできること」についても話が出ました。
★周囲の人に「あいさつ」+α(プラスアルファ)のアクションを起こしていきたい
★これまでよりもちょっと積極的に人と人をつなぐ「おせっかい」をしていきたい
★友だちの話をしっかり聞いてあげたい
★自分の介護体験をもとに、同じような悩みのある人たちの話を聞いたり、分かる範囲で情報を伝えていきたい
★HONBAKOのような場所を他の人たちにも伝えていく
★一般の人たちが専門家に気軽につながれるような工夫をもっと考えていきたいし、やっていきたい
など、心強い宣言を聞くことができました。
振り返りで出た話を中心に書くと「真剣な雰囲気なのかな」と思われるかもしれませんが、
ゲームそのものはとても面白く、画像を見ていただけると伝わるかと思いますが、
皆さん、前のめりになって夢中で楽しんでおられました。
最後に
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
また機会があったら、一緒に楽しみましょう♬
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