8月24日、第21回Big Beans勉強会を開催しました。
当日は酷暑の中、7名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回は「精神に障害がある人への理解と対応Q&A」をテーマに
★症状と障害
★コミュニケーションの特性
★問題行動
と大まかに3つに分けて、対人援助現場での「あるある」を取り上げて
適切な理解と対応について
前半45分程度、ミニレクチャーをさせていただきました。
Big Beans勉強会は、前半、ミニレクチャーと題してスライドを使って、事務局から話題提供をさせていただき
後半はテーマに沿って、参加者同士がそれぞれの現場で感じていること、考えていること、
そして工夫などを持ち寄って、交流する…というスタイルで実施しています。
一方向的な講義や教科書的な一般論だけではなく、現場での経験知を交換し
横のつながりを作ることも大切にしています。
今回も前半はミニレクチャーで理解や対応の基本をお話させていただき
後半には「とはいえ、理想と現実は…」といった現場でのお困りごとや
「うちはこんな風にしていますよ」といった、皆さんの工夫やアイデアを意見交換することができました。
対人援助には「これが正解」といった明確な基準がないので
そのつどオーダーメイドで「成解」を作っていくしかないのですが
現場に余裕がないと、どうしても捉え方が近視眼的になったり、閉鎖的になったり、選択肢が狭まったりします。
勉強会で他の事業所の話を聴くことで
俯瞰的になったり、選択肢が増えたり、同じように頑張っている仲間に出会た気がして
「明日からまたがんばろう」という気持ちになれる…そんなこともあるようです。
また他領域の事業所の話を聴くことで「そこにはそういう苦労があるのね」と理解が深まる場面もあり
今後の連携の一助ともなっている…というご感想もいただいています。
私たちBig Beansは教科書的な話にとどまらず、現場の話ができる空気感を大切に
勉強会を開催させていただいています。
おもに堺市内の対人援助職の方を対象としていますが
最近はその周辺の市町村からの参加も少しずつ増えています。
堺市外からの参加も受け付けていますので、お気軽にご参加くださいね。
次回は9月21日(土)14時~「(おもに堺市内の)精神科病院の機能について学ぼう」です。
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