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今年を振り返る②訪問看護ステーションからのご依頼

今年は訪問看護ステーションからのご依頼をいくつかいただきました。

 

1.個別専門サポート

訪問看護ステーションは訪問看護師を中心に、他にも理学療法士や作業療法士、精神保健福祉士なども働いています。

高齢者や身体障害がある方のお宅に訪問して、身体的なケアやリハビリなどをおこなうイメージが一般的かと思いますが

精神障害がある方の訪問看護(精神科訪問看護)もあります。

精神疾患に対する訪問看護(訪問リハ)って?と思われるかもしれませんが

日常生活でのストレスをうまくコントロールしていくことや薬との付き合い方と
精神疾患のコントロールは密接に関係しているので、訪問でのケアやリハビリが有効とされています。

訪問看護ステーションの中で、精神科での仕事の経験が少ないスタッフにとっては
マンツーマンでの訪問支援をどのように組み立てていけば良いのかと悩まれている方も少なくありません。

そこで、スタッフ教育やメンタルのフォローをいわば外注するような形で
当事業所の個別専門サポートをご依頼いただき、継続的にご利用いただいています。

対面、出張、オンラインのいずれにも対応しています。
訪問と訪問の合間の ちょっとした時間帯に、こちらから事業所を訪問させていただき
事業所の一室をお借りして、個別にサポートをさせていただく形が好評です。
また、帰宅後に自室からオンラインでご相談される方もいらっしゃいます。


さまざまなやり方が可能ですので、ご希望をお聞きしながら個別にサポートさせていただいています。

 ☆個別専門サポート 体験者の声は コチラ

2.事業所研修

訪問看護ステーションは病棟勤務と異なり、各スタッフが各利用者さんのところに行ってケアをするため

お互いの働きぶりや様子を知ることができません。
そのためOJT(現場での教育)が難しく、スタッフ教育は研修という形を取ることが多くなります。

とはいえ、定期的に研修をしていると、研修のネタ切れになったり、訪問の間に研修の準備をすることになり

スタッフの負荷が大きくなることがあります。

そこで、外部講師として当事業所の研修サポートをご依頼いただき、実施させていただいています。

今年は訪問看護スタッフが知っておきたい社会資源や制度について、研修のご依頼があったので

精神保健福祉士の上田が研修を組み立て、連続講座のスタイルで、研修企画&研修講師をさせていただきました。

これは来年にもまたがるご依頼となっています。

 

スタッフ教育をていねいにおこなうことで、事業所が提供できるサービスの質を上げていくことや
スタッフの離職を防止することは、どの事業所においてもとても大切にされていることだと思います。

 

今年はとくに訪問看護ステーションからのご依頼が増えたこともあり

そういった皆様の思いをひしひしと実感する一年でした。

 

対人援助職のための相談所Big Beansでは、そんな皆様の思いを汲み取りながら

来年もていねいに、誠実に事業所全体をサポートさせていただきたいと考えています。